
ヌープ硬さ試験は、非常に薄い材料やコーティング、脆い試料の評価に適したマイクロ硬さ試験です。低荷重と独自形状のダイヤモンド圧子を用いることで、微小な圧痕による高精度な硬さ測定を実現します。本試験法は ISO 4545、ASTM E92、JIS B7725 に規定されています。
INNOVATEST製の ヌープ硬さ試験機 は、高い精度と信頼性を重視した設計が特長です。専門的なサポート体制のもと、用途に応じた幅広いマイクロ硬度計ラインアップを提供しています。
ヌープ試験とビッカース試験はいずれも微小硬さ試験に分類されますが、圧痕形状や測定特性に違いがあります。
• ヌープ試験:横長で非対称な圧痕を形成し、微小領域での硬さ分布(マッピング)を高精度に測定できます。
• ビッカース試験:正方形で対称な圧痕により、やや高い荷重でも安定した測定が可能です。
薄膜・軟質材料の微小硬さ試験
薄膜や繊細な材料の測定には、ヌープ硬さ試験が適しています。特に 200 gf 以下の低荷重測定では、ビッカース法に比べて測定ばらつきが少なく、信頼性の高い結果が得られます。
ヌープ硬さ試験は、長短の対角を持つ精密なダイヤモンド圧子を用いて、横長の圧痕を形成する微小硬さ試験です。
• 試験荷重は主に 10 gf~1000 gf の範囲で使用され、条件によっては 2~5 kgf まで適用される場合もあります。
• ヌープ法はバルク材の測定には一般的ではありませんが、500 gf など特定条件下ではASTM規格に基づき、他の硬さスケールへの換算が可能です。
• 高荷重条件では、材料特性や試験設定により測定値が変動する場合があります。
ヌープ硬さ試験は、微小部位、断面、表面勾配などにおける硬さ分布の評価に特に適しています。
正確な測定には、適切なサンプル準備が不可欠です。
• 表面の腐食、傷、変形などは、特に低荷重測定において結果に大きな影響を与えます。
• 表面欠陥を確実に除去することで、高い精度と再現性を確保できます。
ヌープ硬さ HK は、規定の計算式に基づいて算出されます。
(※計算式および換算図表は別途ご参照ください)
INNOVATESTは、ヌープスケールに対応したクローズドループ式ロードセル採用の硬さ試験機を提供しています。すべての機器は自社R&D施設で開発・設計・耐久試験を実施しており、手動による基本測定から全自動ヌープ硬さ試験まで、用途に応じて選択可能です。
• FALCONシリーズ
• NEMESISシリーズ
• NEXUSシリーズ
全機種に、複雑なアプリケーションやワークフローにも対応する先進的で使いやすい IMPRESSIONS ソフトウェアを搭載しています。
また、主要な内部電子部品はすべてINNOVATEST製とし、高い製造品質管理のもと、長期にわたり信頼性の高い測定を実現します。延長保証オプションにも対応しています。

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